渥美窯:国宝を生んだその美と技-田原市制施行10周年記念特別展(P)


編號: SC052011
定價: NT$1,250

著者: 特展圖錄
出版社:田原市博物館
出版年:2013年
SIZE: 21x30 cm
頁数: 159頁
語言: 日
圖版: 全彩色圖版187幅
ISBN:無

内容+++

 渥美半島に展開する中世の窯業地を「渥美窯」と呼んでいます。しかし、その名が知られるようになったのは最近のことで、六古窯と呼ばれる瀬戸焼・常滑焼・越前焼・信楽焼・丹波焼・備前焼に属さない不明の不思議な焼き物「黒い壺」が、渥美半島がその産地だと判明したのは昭和39年のことでした。

 研究が進むにつれて、平泉・鎌倉を代表とする都市をはじめ、各地で造営される経塚や墓地に渥美窯製品が多く使用され、渥美窯は他の中世窯に抜きん出る技術や流通網を持っていることが明らかになりました。また、歴史上、重要な価値もさることながら、製品の美術的な価値の評価も高まってきたところです。このように、日本の窯業の歴史、これまで他の中世陶器産地の付属資料として扱われ、また包括的な名品展で資料が展示されるのみで、渥美窯をテーマに扱った大規模な展覧会は30年以上開催されていません。

 今回、これまでの研究成果の集大成として、渥美窯の代表作品、経塚・墓関係資料、生産地の様子がわかる窯からの出土資料を展示し、渥美窯の歴史・美術的価値すべてを網羅する展示を行うものです。