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組香入門:香道を楽しむための(P)


谷川ちぐさ 著/淡交社/2012/18x22.5/日/197P/全彩色圖版/9784473038463

 香道の楽しみは、人が集って香を聞く「香筵」にあります。香筵では、古歌や漢詩をテーマに名前をつけた香木を何種類か組み合わせて香りを聞き、結果を記録します。これを「組香」といい、古来数多くの組香例が書き残され、また創作されています。組香は、和歌をはじめとする古典文学を基礎につくられていますので、組香を理解するには日本文化に対する幅広い知識が不可欠です。本書では、約三十種類の組香を春・夏・秋・冬・無季の五つに分類して、それぞれの香の出し方と聞き方に詳細な解説を付記。香筵の進め方も写真で紹介していますので、すでに香道を楽しんでいる方だけでなく、香道に興味をおぼえている方にもお勧めできる入門書です。この一冊で日本文化の理解がぐっと深まります。

NT$ 900