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名物刀劍-宝物の日本刀(H)(P)

名物刀剣―宝物の日本刀
Meibutsu: Treasured Japanese Swords

特展圖錄/佐野美術館、根津美術館/2011/22x30/日&英Cap/226P/彩色圖版75幅

 名物刀剣とは、形の特徴や由緒、持ち主の名前などが愛称のように親しまれてきた、主に平安時代から南北朝時代に作られた名刀を指します。
 刀剣は武士のもっとも大切な道具であり、織田信長や豊臣秀吉ら戦国大名は、名物刀剣の蒐集に意を尽くしました。
 江戸時代中期には、本阿弥家が8代将軍徳川吉宗に提出したと伝えられる『享保名物帳』により、名物刀剣の価値が定着します。
 『享保名物帳』のトップを飾るのは、藤四郎吉光、五郎入道正宗、江義弘の三刀工です。名物帳により初めて特集されたこの三工の評価は、その後の刀剣の格付けに大きな影響を与えました。 以来現在まで、名物刀剣であることは、日本刀の最も価値のあるブランドと考えられてきました。
本展では、平安時代、鎌倉時代の武将が所持した伝世の太刀から、名物帳所載の刀剣、大名家の重宝までを展示し、「名物刀剣」の意味を問い直します。

 出品作品76件をカラー図版で掲載、名物帳に関する論考、一部英文も掲載された、大充実の永久保存版です。

精裝 NT$ 2,500
平裝 NT$ 1,600